レーザービジネスガイド

レーザーを中心にフォトニクス産業の最新情報を発信

米軍、レーザーによる航空機撃墜に成功

米海軍と米軍需メーカー Raytheon は船舶搭載用レーザーによる航空機撃墜に成功した。

レーザーは固体レーザー、出力は 32 kW。海上は非常に湿った環境であるためレーザーの伝播性が課題とされてきたが、この武器では短距離ミサイル防衛目的として船舶に搭載できるほどに技術が完成しているという。今後は海軍の試験船舶に搭載され、更なるテストが行われるという。実践で使われるようになるのは早くても 2016 年になるとのことだ。

宇宙ゴミを捕捉・追跡するレーザー装置

オーストラリアの航空宇宙企業「エレクトリック・オプティック・システムズ(Electric Optic Systems)」は20日、宇宙船や衛星と衝突する危険がある地球軌道上のスペースデブリ(宇宙ゴミ)を捕捉するレーザー追跡装置を開発したと発表した。 同社によると、レーザーは地上から照射され、直径10センチほどの小ささのスペースデブリまで捕捉・追跡し、宇宙飛行士や衛星を衝突などから守るという。

詳しくはAFPBB Newsへ

アマダ、ファイバーレーザー発振器の4kw級を開発

アマダは次世代レーザー加工機の中核となるファイバーレーザー発振器で、出力4キロワット級を開発した。国内外のファイバーレーザの分野においては、レーザ加工機とレーザ発振器のメーカーは分離しており、一貫メーカーは存在していなかった。今回、アマダが発振器の開発に成功したことにより、加工機と発振器の一貫メーカーが世界で初めて誕生することになる。

開発した出力4kWファイバーレーザ発振器(商品名=AFL)をリニア駆動で世界最速の加工速度を持つレーザ加工機(FOL)に搭載、2010年10月、ドイツで開かれる板金加工機械の見本市「ユーロブレッヒ」にファイバーレーザ加工機(仮称FOL-Fiber)として出展する。アマダは2011年5月、このFOL-Fiberを次世代レーザ加工機の第一弾として国内で発売。引き続き6月に世界同時リリースすることを決めた。初年度販売台数は50台。販売価格は未定。

詳しくはアマダプレスリリースを参照

ヘリから古墳をレーザー測量

奈良県立橿原考古学研究所と測量会社「アジア航測」は、上空500〜650メートルで飛行するヘリコプターからのレーザー計測で、宮内庁が管理し原則的に立ち入りできない前方後円墳2基の高精度の三次元測量図を作製した。西藤清秀・同研究所部長らが26日、関西大であった日本文化財科学会で発表した。この計測法は防災目的の地形測量などで活用されているが、文化財への応用は初めて。今後、森林にある遺跡や山城の計測や研究に役立つとしている。

【測定方法】
古墳の上空500〜650メートルで、ヘリコプターからレーザー光を1秒間に12万〜18万発照射。樹木に覆われていても、葉のすきまから地表面に到達したレーザー光を識別し、正確な情報が得られた。

参考:産経関西Yahoo!ニュース

パナソニック、室温でテラヘルツ波を検出するGaNトランジスタを開発

従来、テラヘルツ波を電波として検出する従来のプラズマ波方式のトランジスタは、室温で動作するものの、実用上十分な感度が得られませんでした。一方、現行実用化されている熱変換方式検出器は、感度はあるものの、-270℃の極低温に冷却する必要があり、装置も大型化してしまいます。今回開発したトランジスタは、テラヘルツ波をトランジスタ内でプラズマ波へ変換することで電気信号として検知するものです。GaN材料を用いることにより、プラズマ波の振幅を大きくして、取り出せる信号強度を増大させました。さらに、トランジスタの電極をアンテナとして用いることで付加アンテナが不要となり、伝搬損失を無くしました。これにより、実用上十分なテラヘルツ波検出感度を実現しました。これにより、セキュリティカメラ、材料分析装置をはじめ様々な機器の簡素化が可能となり、テラヘルツ波の幅広い普及が期待されます。

本開発のテラヘルツ検出用GaNトランジスタは、従来のガリウム砒素(GaAs)トランジスタに比べて以下の特長があります。
・ 高いテラヘルツ波検出感度 1100V/W(従来比 二桁以上)
・ 室温動作が可能(従来 室温での感度が取れない)

より詳しい情報はパナソニックウェブサイト、ニュースリリースへ。

参考:asahi.com

シーシーエスとオリンパス、顕微鏡用LEDを新開発

オリンパスと発光ダイオード(LED)照明メーカーのシーシーエスは、細胞などを観察する「生物顕微鏡」の光源として使用する専用LEDを開発した。従来の白色LEDに比べて色の再現性が大幅に改善しており、正確な検査や研究に役立つという。共同開発したこの商品はオリンパスが今秋に発売する生物顕微鏡の新製品「BX3シリーズ」に搭載する。シーシーエスは医療器具向けのLED照明事業に参入する計画もある。

参考:日本経済新聞

LEDに関するニュースまとめ

NECディスプレイソリューションズは、LED光源を使ったプロジェクターとしては明るい2000lm(世界最高)の試作品を、 AV機器の展示会「InfoComm2010」(2010年6月5~11日、展示会は9~11日、米国ラスベガスで開催)で披露した。
参考:Tech-on

ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は2日、LED電球の家電量販店店頭における販売動向を発表した。それによると、LED電球市場は2009年に引き続き2010年も拡大しており、販売数量は10カ月で55倍(金額では48倍)に拡大したとのこと。
参考:マイコミジャーナル

スペクトルデザインなど、テラヘルツ波ですすを約70%透過できることを実証【火災現場】

スペクトルデザイン情報通信研究機構は、火災などによるすすで隠れた文字や絵などをテラヘルツ波によって非破壊検査する新技術を確立した。2011年秋までに検査装置を開発し、文化財の調査や工業製品向けに展開する計画。

参考:日刊工業新聞

スペクトルデザインはスタッフ募集中のようです。

KAIST、レーザースキャナー搭載の無人自動車を開発中

KAIST(韓国科学技術院)は無人自動車の開発に取り組んでいる。(無人自動車とは運転者が操作せずとも自ら走行環境を認識、目標地点まで運行できる自動車を指す)。この無人自動車の最高速度は40km/h、前部と上部にはレーザーセンサーが付いている。前部のレーザースキャナは200m前方まで測定可能。レーザーを発射し反射してくる時間を計算して障害物までの距離を計算する。無人自動車は速度は遅いが指定された経路に沿った運行が可能。人間が運転するほど正確な動きはできないが右折や左折も可能で、路上の障害物も感知できる。

参考:おはよう大徳!

【オマケ】
無人自動車と言えばコマツのダンプですよね。
コマツの無人ダンプトラック運行システム、オーストラリアで稼動開始

世界の太陽光発電市場は前年比78%上昇、2010年12.7GWに

世界最大の企業団体である欧州太陽光発電工業連盟(EPIA:European Photovoltaic Industry Association)は、世界の太陽光発電は2010年に12.7ギガワット(GW=1000MW)になり、2009年に比べると78%上昇するとしていると、Reutersが報告している。また、インドの調査会社RNCOS社の調査レポート「世界の太陽光発電市場調査:市場動向と2013年までの予測 ー Global Photovoltaic Market Forecast to 2013」は、世界の太陽光発電の導入は、2010年以降堅調な市場に支えられ、CAGR約27%で成長し、年間16.5GWに達するだろうと報告している。

市場促進要因

  • 政府の奨励策 – 奨励金、CO2排出削減の法規制
  • 新しいビジネスモデル
  • 材料価格の下落
  • 製造コストの下落
  • より効率的な技術の開発
  • 環境問題への関心の高まり

参考:Cnet Japan

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