ファイバーレーザーの野心的プロジェクト、LIFT
私が運営しているHPは、今はレーザー全般の話題を扱っていますが、もともとは「ファイバーレーザー」というレーザーに特化したサイトでした。
現在、ファイバレーザは2600億円と推定される世界の産業用レーザ市場でわずか10%を占めるに過ぎませんが、今後ファイバレーザの市場シェアは、2010年で倍になり、2013年にはさらに倍になると予測されており、その時点ではファイバレーザは年間に販売される産業用レーザの30%以上のシェアとなる見込みです。
この秋、このファイバーレーザー業界であった大きな動きがLIFTプロジェクト。
【LIFTプロジェクトとは?】
LIFT(Leadership In Fibre Laser Technology)は、欧州委員会(EC)の第7次フレームワークプログラムでNMP本部から約1600万ユーロの資金を得ている共同の大規模統合プロジェクト。このプロジェクトは、欧州の研究、工学、製造関連の主導権争いの統合により、ファイバレーザの科学的アプリケーションや製造技術においてヨーロッパが国際的に指導的立場に立てることを目的としている。
9ヶ国、主要15企業/団体からの専門家で構成され、そのうち2人はフラウンホーファー研究所、3つの大学、非営利団体も加わっている。ファイバベースの短パルスレーザの開発にフォーカスし、研究を進める。
LIFTは、既存のアプリケーションで市場シェア拡大を実現し、製造分野で新たなアプリケーションを創設し、コンポーネントサプライヤーやレーザシステムメーカーの欧州ネットワークを構築することを目標にしている。高速リモート切断、溶接、医療診断と治療、TFTパタニングなどの大きな既存市場、あるいは太陽電池製造、セラミックス製造向けコールドアブレーションなどの潜在的に大きな市場に向けた技術の可能性をデモンストレーションする予定となっている。LIFTプロジェクトを構成する研究、開発、革新により、ハイブリリアントレーザ光源の新機軸を実現していく。コンソーシアムは、材料加工、ヘルスケアデリバリ、再生可能エネルギーに向けた太陽電池の経済的な製造、nmサイズの次世代ICの製造、これら4つの重要アプリケーション分野での根本的な進歩を目指している。
ファイバーレーザーはドイツ、フランス、アメリカ、イギリス、フィンランド、日本、中国で作られていますが、この内EU圏が手を組んだら日本はますます置いてかれますね。ただでさえ産業用レーザー加工はヨーロッパが先行してるってのに。
日本でファイバーレーザーを造っているところといったら片岡製作所くらい。アイシン精機のIMRAだって本社はアメリカだしさ。
太陽電池の生産を支援するために国が支援しても、太陽電池の製造に必要なレーザーを海外から調達してたんでは資金が外に流れちゃいますね。日本もファイバーレーザーに特化したプロジェクトやんないかなぁ。。。。ニヤリ


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