1月14日、厚生労働省の「先進医療専門家会議」(座長=猿田享男・慶大名誉教授)は先進医療技術について検討した結果、「エキシマレーザーによる治療的角膜切除術」を含む12件の医療技術について、今年4月の診療報酬改定で新たに保険導入すべきだと判断した。猿田座長が近く中央社会保険医療協議会(中医協)の総会に報告し、中医協が最終判断する。

その12件のリストはこちら。

  1. エキシマレーザーによる治療的角膜切除術(角膜ジストロフィーまたは帯状角膜変性にかかるものに限る)
  2. 胎児心超音波検査
  3. 腹腔鏡下肝部切除術
  4. 神経変性疾患のDNA診断
  5. 膀胱水圧拡張術
  6. 抗EGFR交代医療投与前におけるKRAS遺伝子変異検査
  7. 腋窩リンパ節郭清術の実施前におけるセンチネルリンパ節の同定および生検(放射性同位元素および色素を用いて行うもの)
  8. 腋窩リンパ節郭清術の実施前におけるセンチネルリンパ節の同定および生検(色素を用いて行うもの)
  9. 悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定、転移の検索および遺伝子診断
  10. 悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定、転移の検索
  11. 子宮頸部前がん病変HPV-DNA診断
  12. 強度変調放射線治療

エキシマレーザーによる治療的角膜切除術とは?

エキシマレーザーによる治療的角膜切除術は眼科領域で用いられる技術です。角膜表層の混濁により視力低下をきたす疾患(先進医療への適応は角膜ジストロ フィーまたは帯状角膜変性に係るものに限られる)に対して行われます。エキシマレーザー光は波長が短いので、角膜に照射すると正確に表層の組織が切除され ます。従来のメスによる切除や角膜移植に比べ、侵襲(患者さんへの負担)が少なく正確に施術することができ、視力回復が得られるとされています。

参考:医療介護CB News – 先進12技術を「保険導入が妥当」と判断−専門家会議