NTT、16QAM変調方式と偏波多重方式で69.1Tb/sを実現

4月 2nd, 2010 by admin Leave a reply »


日本電信電話(株)(NTT)は、世界最大となる毎秒69.1テラビット(Tb/s)の大容量データを1本の光ファイバで240km伝送させることに成功。光伝送容量の世界記録となっていた32Tb/sを2倍以上更新した。本件では、送信部で多値変調方式による周波数利用効率向上を実現した点、受信部で余分なオーバヘッド信号が不要な新規復調アルゴリズムを実現した点、中継部で多数の波長を増幅できる広帯域光増幅を実現した点が大きなポイント。将来求められる基幹光ネットワークを構築するための有望な技術として期待される。本成果は、2010年3月25日(米国時間)OFC/NFOEC2010にてポストデッドライン論文として発表された。
【論文名:69.1-Tb/s (432 x 171-Gb/s) C- and Extended L-Band Transmission over 240 km Using PDM-16-QAM Modulation and Digital Coherent Detection】

参考資料
NTTプレスリリース
ファイル・ウェブ

送信部では、16QAM変調方式と偏波多重方式を組み合わせて、1チャネル(波長)あたり171Gb/sの信号を生成。そして、25GHz間隔で並べた1527-1620nmの光信号432波を波長多重し、69.1Tb/sの信号にしている。

受信部ではコヒーレント受信とデジタル信号処理技術を採用。高速な光信号は、光ファイバを伝播する過程で波長分散および偏波モード分散による波形歪みを受け、伝送距離が制限される要因となるが、デジタル信号処理技術による歪補償を行い、性能を大幅に向上させた。

伝送には、1530-1565nmのC帯と1570-1600nm付近の拡張L帯を組み合わせた10.8THz(従来の1.35倍)の増幅幅を有する超広帯域光増幅技術を使用。光増幅中継においては、分布ラマン増幅を用いて低雑音化を図ると同時に、光強度が高まるために発生する非線形光学効果を抑圧する工夫を行ったという。




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