ケータイで撮影した動画をテレビで見る
ケーブルテレビショー2009より
ケータイで撮影したようなクオリティーの低い動画は、そのままではテレビ放送で使いにくい。それを標準画質(SD)レベルまでアップする技術を持っているのが米国のMogmoです。
テレビの画質を上げるいわゆる「超解像技術」はすでに存在し、実用化もされています。僕もアップコンバータ技術を採用したDVDプレイヤーを使って映画を高解像度で楽しんでました。この技術は1枚の画像をさまざまなアルゴリズムで補間したり高精細化したりして超解像を実現します。ただ、そのためには「セル」のような高性能チップを使ったハードウエア処理が必要でした。
これに対してMogmoの超解像技術は、前後の何枚かの画像を解析して、「ここには本来こういう情報があったはずだ」と逆算するのです。その技術はロシアの 数学研究と暗号化技術がベースとなっているそうで、ケータイの低画質映像が暗号化された後のものだとすれば、その暗号を解読して元の高画質を復元するとい う理屈です(ハードウエアに依存しないソフトウエア処理の技術)。
さらに動画に限らず、テキスト、音声、静止画などデジタル化されたあらゆるデータを解析し復元することが可能だそうです。
新聞や雑誌などでは、紙面レイアウトの都合で、文章が必ずしも規則的に連続しないことが多い。Mogmoのテキスト解 析技術はこれを正確に切り出し、新聞の切り抜きを完全自動化させることが可能といいます。しかも言語的解析ではないために、日本語も英語も全く同じ処理で解析 できる!
新聞だけでなく漫画も同様で、複雑なコマの関係を解析して正しい順に表示したり、吹き出し部分を抜き出したりもできます。吹き出し部分だけ を抽出できるということは、多言語版の制作が容易ということです。Mogmoは言語解析、すなわち翻訳はできないが、外部の翻訳エンジンと連携させれば 漫画の多言語出版も一瞬でOKという夢が広がるテクノロジーです。
ケーブルテレビショー2009でのMogmoの動画がなかったので、代わりといっちゃなんですがPanasonicの講演を貼ります。勉強になりますよ
参考サイト


Leave a Reply